image credit: unwind09/Instagram
「女性ならみんなピンクが好きなはず」というのは思い込みに過ぎない。が、それはそれとして、実際にピンクが好きだという女性はそれなりの数いるだろう。もちろん、女性に限らず男性だって。
ピンクという色は「ロマンチック」や「愛情」といった概念と結びついている。だから、大自然のピンクを目の当りにしたら、ロマンチックな出会いが待ち受けているのかもしれない。
するってーと「南の島のピンク色のビーチ」なんてのも選択肢のひとつになるんじゃないかな?
というわけで、インドネシアはコモド島にはピンク色をしたビーチがあるのだ。しかも本来のブルーの海と相まってそのグラデーションが絶妙だ。
ピンク色のビーチのある南の島
どこまでも青い空に太陽が眩しく輝き、海は水晶のごとく透き通っている。島は豊かな緑に覆われている。そして砂浜は「輝く白」ではなく、「綿菓子のような、ほのかなピンク色」だ。
地元では「レッド・ビーチ」と呼ばれるこの浜は、もちろん、人工的に着色されたものなどではない。自然の働きによって生み出された、天然の色合いなのである。
ここでは、普通の写真撮影はもちろんのこと、ドローンを使っての空中撮影も人気だ。
砂のピンク色はサンゴに由来
ビーチをピンク色に染めているのは、有孔虫という微生物だ。サンゴの赤い色の元である。つまり、崩壊したサンゴの欠片が波の力で浜に寄せられてくる。そうすると、元々の白い砂と混じりあって、美しいピンク色が生み出されるのだ。
その色合いも刻々と変化するようで、1年の中でも、ビーチが「最も理想的な」色合いになる時期、というものがあるらしい。4月~6月、9月~11月がその期間として推奨されている。
ちょっとまって、今まさにちょうどいい時期じゃない?
また、シュノーケリングやダイビングをする人にとってもグッドスポットだという。海底のサンゴがこの上ないアトラクションになるとのこと。海水が澄んでいて、見通しがいいのだ。
忘れちゃいけない、オオトカゲ
コモド島は、ユネスコの世界遺産に登録されている。理由のひとつは生命豊かな海、もうひとつはコモドオオトカゲの保護活動だ。そう、名前からお分かりの通り、この島には「コモドオオトカゲ」またの名を「コモドドラゴン」が生息している。というか、カラパイア読者なら、こっちの方が先にピンと来たかもしれない。
例えばこんな感じで、島内をゆったりと歩き回っている。現地のガイドさんに案内してもらうことも可能なようだ。
ロマンチックなピンク色のビーチを堪能した後は、生きた恐竜のようなコモドドラゴンを観察とか、すべてが最高すぎるじゃないか。
もちろん爬虫類が苦手な人は「コモドオオトカゲ観察ツアー」はスルーして、ピンク色のビーチだけを堪能すればいい。
追記(2019/05/26)
コモド島は2020年1月から観光目的で訪問することが禁止になる予定だそうだ。観光客の増加に伴う環境への配慮や希少動物への影響を懸念しての配慮だという。ということで行くなら今年がラストチャンスなのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿