フランス・ブルゴーニュ大学の研究チームは、一夫一婦制の習性を持つ魚「コンビクトシクリッド」(中米原産)のメス33匹を観察し、魚の恋愛感情についての調査を実施。
その結果、意中のオスとパートナーになれなかったメスは、悲観的な行動をとることがわかったのです。
まず、水槽にエサの入った「黒箱」とエサの入っていない「白箱」を設置。やがて学習し、黒箱だけをチェックするようになります。
その後、新しい未知の「グレー箱」を設置したところ、意中のパートナーを得たメスのほうが積極的にチェックしたそうです。
「コップの水がまだ半分あると思うか、半分しかないと思うか」の例えのように、魚にも楽観的・悲観的な性格の違いがあることがわかったと、研究チームは述べています。
他にも好みのパートナーと成就したメスのほうが早く卵を産み、卵のそばにいる時間も長いなど、繁殖行動への積極性が見られたとのことです。
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