【AFP=時事】米シカゴ警察は16日、ベビー用品を無償提供すると約束して妊娠中の19歳女性を誘い込み、殺害して胎児を取り出した男女3人を殺人などの容疑で逮捕した。
警察発表によると、妊娠9か月だったマルレン・オチョアロペス(Marlen Ochoa-Lopez)さんは4月23日、ベビー用品をあげると言われて知人宅に誘い出され、絞殺された後、胎児を摘出された。
警察は、クラリサ・フィゲロア(Clarisa Figueroa)容疑者(46)と、娘のデシリー・フィゲロア(Desiree Figueroa)容疑者(24)を第1級殺人の容疑で、また、クラリサ容疑者の交際相手ピオトル・ボバック(Piotr Bobak)容疑者を殺人事件の隠蔽容疑で逮捕した。
被害者のオチョアロペスさんは、行方不明になった日にフェイスブック(Facebook)上でクラリサ容疑者と連絡を取っていたとみられている。オチョアロペスさんの行方を捜していた警察官が今月7日、フェイスブックでのやり取りを発見。14日夜にクラリサ容疑者宅を捜索し、ごみ箱の中に隠されていた遺体を発見したとされる。
警察によればオチョアロペスさんは以前、クラリサ容疑者からベビー用品を購入したことがあり、顔見知りだったとみられる。ベビー服などの寄付品を引き取るため容疑者宅を訪れ、被害に遭ったと考えられる。
オチョアロペスさんが最後に目撃されたのは、防犯カメラに映った車を運転する姿だった。その時刻から4時間もたたないうちに、クラリサ容疑者は緊急通報番号に電話をかけ、自分が産んだ赤ちゃんが息をしていないと主張していた。
DNA検査でオチョアロペスさんの子と確認された赤ちゃんは入院中だが、報道によれば重体だという。警察は赤ちゃんの容体についてコメントを避けた。
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