厚生労働省は15日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に、一部の白血病など血液がんを治療する新薬「キムリア」の価格を3349万円とする案を提示した。中医協の了承を経て、22日にも保険適用される見通しだ。
患者から採取した免疫細胞の遺伝子を改変してがんへの攻撃力を高める「CAR―T細胞療法」と呼ばれる国内初の治療法。投与は1回だけで済み、既存の治療法が効かない患者にも効果が高いとされる。保険適用で治療費の大部分がカバーされることになる一方、医療財政への影響を懸念する声も上がりそうだ。
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