猫の年齢は人間の年齢に換算するといくつになるのだろう?
近年は、犬や猫の1年7歳説への詳しい見解(該当記事)も広まりつつあるが、海外で作成された猫のライフステージに着目した情報が話題になっている。
人間年齢への換算や実年齢を知る方法など、猫の歳や寿命にまつわるあれこれを紹介しよう。
猫専門サイトのcasterは猫年齢を人間年齢に換算するのに役立つヒントとして、以下のような方法を紹介している。
1. 猫の7年説はまちがい?
「人間の1年は猫の7年」説は、猫が速く成長するという点では正しい。ただし厳密にいえば、猫は生まれて2年のあいだにもっと急速に成長する。
猫は生まれて1年で人間の15歳相当、2年で24歳相当になる。それ以後は毎年およそ4歳ずつ年を取る。
つまり、生まれて5年経った猫は人間の年齢で36歳ほどになる。ただし、これは室内飼いの猫の年齢で、外で暮らす猫の場合はもっと速く、その2倍で老化する。
2. 猫の見た目で年齢を見分ける方法
元野良猫や、生まれた年が不明な保護猫も年齢を判断する方法はいくつかある。獣医が猫年齢の手がかりを得るためにチェックするポイントは以下の4つだそうだ。
1. 歯
歯は猫年齢の優れた目安だ。仮に以前の飼い主がその猫の歯磨きに手を抜いてた場合、年を取った猫は若い猫よりも歯が汚れる傾向がある。
子猫の乳歯が生えてくるのは生後2~4週間あたりで、4ヶ月には永久歯が生えそろう。猫の口を開けて、白い永久歯があれば、その猫は1歳ぐらいだ。
すこし黄色くなっていれば生後1~2年、さらにすべての歯に歯石がたまっていれば3~5年と考えられる。また欠けた歯は老猫を意味する。
2. 筋肉の状態
若い猫は活動レベルが高めなので、たいていは張りがありくっきりした筋肉がついている。年を取った猫は少し骨張っていて、皮が余っていたり肩甲骨の骨が出てたりする。
3. 被毛
猫の毛はもう一つの素晴らしい目安だ。子猫や若い猫の毛はたいてい柔らかくて質が良いが、年を取った猫は太くて粗めな毛になりがちだ。もっと年配の猫になると、白や灰色の斑があったりする。
4. 目
若い猫の目はたいてい明るく鮮明で、涙目や目やになどがない。目が曇っている猫は生後12年ほどだろう。
水晶体を調べるときに虹彩を見ると若い猫の虹彩は滑らかだが、年を取った猫の虹彩はギザギザに見えることがある。
3. 猫と人間の年齢比較
以下の表は、猫の年齢を人間の年齢に換算したものだ。
あくまでも目安である。
※猫年齢を中心にした表のせいか人間年齢には段階ごとに空きがあるらしい
猫の寿命は飼い主の世話と遺伝的素質によって異なるが、一般には老年期まで生きる猫が多く、30年以上生きたご長寿猫の記録もある。
・【R.I.P.】世界最高齢の猫ナツメグさん、永遠の眠りにつく。享年32歳:カラパイア
通常、室内の猫は12~18年で多くは20年生きる。一方、 外で暮らす猫の平均寿命はかなり低く、2~5年というデータもあるようだ。
以上のことから、特に都市部や郊外に暮らす飼い主は猫を室内で飼うことをおすすめする。
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