Samsung初の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」をゲットしたその日にディスプレイが破損したという報告
2019年2月にSamsungが発表した本のように開閉可能な折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」は、本体価格が1980ドル(約22万円)というかなり高価な端末です。2019年第2四半期にアメリカで発売される予定となっていますが、先行して端末をゲットしてレビューしているメディア関係者から「ゲットした当日にディスプレイが破損した」という報告が相次いでいます。
My Samsung Galaxy Fold screen broke after just a day - The Verge
https://www.theverge.com/2019/4/17/18411510/samsung-galaxy-fold-broken-screen-debris-dust-hinge-flexible-bulge
Galaxy Foldは開いた時には7.3インチ、閉じたときには4.6インチのディスプレイを持つ折りたたみ式スマートフォン。従来のスマートフォンよりも50%も薄いディスプレイを採用しているため、折りたたみ時にもスリムなサイズとなっています。折り目部分もシームレスにつながっており、最大3つまでアプリを同時に開くことが可能。7nmプロセスの64bit8コアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は12GB、フラッシュストレージは512GBというあらゆるスペックがモンスター級の端末となっています。
My Samsung Galaxy Fold screen broke after just a day - The Verge
https://www.theverge.com/2019/4/17/18411510/samsung-galaxy-fold-broken-screen-debris-dust-hinge-flexible-bulge
Galaxy Foldは開いた時には7.3インチ、閉じたときには4.6インチのディスプレイを持つ折りたたみ式スマートフォン。従来のスマートフォンよりも50%も薄いディスプレイを採用しているため、折りたたみ時にもスリムなサイズとなっています。折り目部分もシームレスにつながっており、最大3つまでアプリを同時に開くことが可能。7nmプロセスの64bit8コアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は12GB、フラッシュストレージは512GBというあらゆるスペックがモンスター級の端末となっています。
そんなGalaxy Foldの発売前に、Samsungはメディア向けにレビュー用のGalaxy Foldを配布しており、これを入手した海外メディアThe Vergeのディーター・ボーン氏が、「レビュー端末を受け取って2日目に破損を発見した」と報告しています。
ボーン氏が発見した破損というのは、Galaxy Foldの折りたたみ部分で見つかった「小さなふくらみ」です。このふくらみは画面を少しゆがめており、指で触るとふくらみをしっかりと感じることができたとのこと。Galaxy Foldの折りたたみ機構は折り目部分にヒンジを搭載しており、これがディスプレイを押し上げるように動いているようであることが判明したそうで、ボーン氏は「推測では破片のような、糸くずよりも硬いもの」が感じられたとのこと。ほかの何かがディスプレイを押し上げている可能性もあるそうですが、解体したわけではないので何が原因かは明らかになっていません。
ボーン氏が発見した破損というのは、Galaxy Foldの折りたたみ部分で見つかった「小さなふくらみ」です。このふくらみは画面を少しゆがめており、指で触るとふくらみをしっかりと感じることができたとのこと。Galaxy Foldの折りたたみ機構は折り目部分にヒンジを搭載しており、これがディスプレイを押し上げるように動いているようであることが判明したそうで、ボーン氏は「推測では破片のような、糸くずよりも硬いもの」が感じられたとのこと。ほかの何かがディスプレイを押し上げている可能性もあるそうですが、解体したわけではないので何が原因かは明らかになっていません。
不幸だったのは、The Vergeのレビュアーがこのふくらみ部分を強く押し込んでしまったこと。その結果、ふくらみ部分を基点にOLED(有機EL)ディスプレイに白い線が入ってしまったそうです。
別アングルから見るとこんな感じ。ふくらみがなくなったことはわかりますが、代わりにディスプレイ消灯時にも白い線が入ってしまっています。
ボーン氏は「私がこの端末をひどく扱ったということはありません。ヒンジを開閉してポケットに入れたり、通常のスマートフォンで行われるであろう操作をしただけです。端末の裏面に小さな粘土を張り付けてムービー撮影を行いましたが、これは他のスマートフォンでも行われている行為です」とコメント。
ボーン氏は「おそらくこの粘土の一部がヒンジから端末内に入ってしまったのでは」と語り、故障の原因を推測しています。もしくは別の隙間から何かが入り込んだ可能性や、ヒンジ自体が破損した可能性もあるとしており、故障の原因は不明なものの折りたたみ機構由来の破損であると指摘しています。なお、ボーン氏はあくまで「普通の使い方しかしていない」と強調しています。
ボーン氏は「おそらくこの粘土の一部がヒンジから端末内に入ってしまったのでは」と語り、故障の原因を推測しています。もしくは別の隙間から何かが入り込んだ可能性や、ヒンジ自体が破損した可能性もあるとしており、故障の原因は不明なものの折りたたみ機構由来の破損であると指摘しています。なお、ボーン氏はあくまで「普通の使い方しかしていない」と強調しています。
購入したその日に高価なスマートフォンが傷ついたり、MacBookのキーボードが破損したりといった心配はこれまでもあったものの、「約22万円もする端末のディスプレイが破損する」というのは別次元の話のように思えるとボーン氏。海外メディアのThe Vergeは声明を出すためにすぐにSamsungに連絡を取ったそうですが、記事作成時点では返答を得られていないとのこと。しかし、レビュー用のGalaxy Foldはすぐさま新しいものが送られてきたそうです。
そして驚きなのが、「レビュー用のGalaxy Foldが使用して1日で破損してしまった」と報告しているのは、ボーン氏だけではないという点です。CNBCのテクノロジー系ライターであるスティーブ・コバチ氏は、「1日使ったらこうなった……」とツイートしており、Galaxy Foldの左側ディスプレイがチカチカと点滅する不具合が発生したことを報告しています。
なお、Gurman氏のGalaxy Foldが破損した理由ははがすべきではない保護シート層をはがしてしまったためであることが判明しています。
テクノロジー系のレビュームービーを投稿しているMarques Brownlee氏も、Gurman氏と同じくはがしてはいけない保護シート層をはがしたことでディスプレイが壊れてしまったとのこと。
なお、Galaxy Foldのパッケージ裏面らしき部分には「メインスクリーンは特別な保護レイヤーを有しています。この保護レイヤーをはがしたり、別の粘着性の何かをメインスクリーンにはりつけたりすることは、破損の原因になります」と書かれており、保護レイヤーをはがしてはいけないと記されています。ただし、Gurman氏は「消費者はそんな記述には気づかない」と指摘しています。
これとは別にGalaxy Foldのディスプレイは簡単に傷つくことが指摘されています。既にThe Vergeの取り扱っているレビュー用端末では数個のくぼみがディスプレイ上に発見されているとのこと。このくぼみは言われなければ気にならないほど小さなものですが、これはGalaxy Foldのディスプレイが「ポリマー層」と呼ばれる内蔵スクリーンプロテクターを有しているから生まれる傷だそうです。
可動部を持つ端末は、可動部がないものよりも多くの故障原因を持つことになります。よって、可動部のない端末よりも注意して取り扱わなければいけないというのは明らかです。今回、ボーン氏は小さなふくらみを発見するまで、Galaxy Foldは「予想よりもはるかに頑丈」と思っていたそうで、ヒンジの造りもとてもしっかりしたものだと評価していたとのこと。しかし、ディスプレイが破損してその評価も大きく変えざるを得なくなったとのことです。
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