2019年4月30日火曜日

漁夫の利を得たものは?

一片のパンを池に投入。魚やカメたちの争奪戦の中、漁夫の利を得たものは?
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 コイや魚たちが泳ぐ池の中に一片のパンが投入された。このパンをめぐって水の中では争奪戦が開始される。参戦したカメたちの姿も。
さて誰がこのパンを得ることができるのだろう?固唾をのんで見守っていると、思わぬものが登場し、そのパンを奪っていったのである。

 これって漁夫の利?
 いやそれとはまた違う感じも・・・


水の中に投入された一片のパン。これに魚たちは色めきだった。大きなコイから、小さな金魚?までが、パンを得ようとその周りを動き始める。

 更にカメが参戦だ。
 
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このままカメの勝利となるか?
 と思いきや・・・

 なんと!!
 ネズミが参戦。
 上手に泳いでパンを奪い去っていったのである。

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まさかの陸上動物、ネズミがすいすいと泳いでやってくるとは、思いもよらぬ結末だったわ。漁夫の利というか、意外性の勝利だわ。

 この動画に関する海外の反応は・・・
・くっそ!カメ応援してたのに!

・やはり哺乳類 > 爬虫類 > 魚なのか・・・
→・いやいや、カメってネズミ食べることあるから。

・食べられなかったカメには指をあげるといい。

・ネズミの適応能力ぱねぇ

・動物の多様性が良くわかる良い動画だ。人間の想像を超えてくる。

・亀「フェアじゃない!やりなおし」

・野生のネズミ?なんかペットみたいだけど
→・うんうん。飼っているペットのネズミに見えるね

暗いニュースばかり見ていると

暗いニュースばかり見ていると更なる悲劇を求め不幸のサイクルにはまり込む(米研究)
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暗いニュースは往々にして瞬く間に拡散されるものだ。交通事故や自然災害、テロや発砲事件などでたくさんの犠牲者がでるなど、誰かが不幸にあったというような悲劇的なものが多い。

 SNSでも暗いニュースばかり取り上げている人がいるが、もしあなたが暗いニュースから目が離せなくなり、繰り返し浸っているのなら注意が必要だ。

 新たなる研究によると、悲惨な出来事にばかり意識を向けていると「不幸のサイクル」にはまり、もっと悲惨なニュースに引き寄せられるようになってしまい、そこから抜け出せなくなるという。更にその強い精神的なストレスは長期にわたるという。 

悲しみが悲しみを呼ぶ。不幸を伝染させる暗いニュース

 ロクサン・コーエン・シルバー氏(米カリフォルニア大学アーバイン校)らによる新しい研究によると、「共同トラウマ」に繰り返し浸っていると、不幸のサイクルにはまり、もっと暗いニュースに引き寄せられるようになってしまうという。

 アメリカ人4165名を3年間追跡してみると、悲惨な出来事を取り扱ったニュースを多く見る人は、将来に不安を抱き、また別の悲惨な出来事を扱ったニュースを見る時間が長くなる傾向にあったのだ。

 じつは、暗いニュースによる悲しみが”伝染”することを示した研究はこれまでにもあった。

 たとえば、ある研究では、有名人の自殺を報じるニュースが流れると、視聴者が自殺について思い浮かべ、下手をすると本当に自殺に踏み切ってしまう恐れが高まるとことを明らかにしている。こうした有名人の後追い自殺は日本でも実際にあったことだ。
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暗いニュースが与える不幸の”長期的”サイクル


 今回特に注目されたのは、それが心に与える長期的な影響である。
 
 調査は2013年から2016年までの3年にわたって行われたもの。その始まりと終わりには、5名の死者と299名の負傷者を出したボストンマラソン爆弾テロ事件と50名の犠牲者を出したオーランド銃乱射事件があった。

 明らかになったのは、爆弾テロ事件のニュースを一番長く見ていた人たちは精神的なストレスを受ける傾向にあり、しかも事件から6ヶ月後経過したのちも相変わらずストレスを感じていたということだ。

 この人たちは、オーランド銃乱射事件が発生したときにも同じパターンを示していた。そして同様に、この事件についてたくさんニュースを見ていた人ほど、強い精神的なストレスを受けていた。

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SNSが火に油を注ぐ

 こうした結果を鑑みれば、ツイッターやフェイスブックをはじめとするSNSがこの不幸のサイクルに油を注いでいると考えるのは自然なことだろう。

 SNSでは、嫌な気持ちを煽るような投稿があったり、虚偽や誤解させるような情報が出回ることがしばしばだからだ。

 暗いニュースで落ち込んだ心は、ますます暗いニュースを求めるようになる――。
 
 このような知らず知らずのうちに陥ってしまう不幸のサイクルがあると気に留めておくだけでも、次に悲しい出来事があったときに自分の心を守ることができるはずだ。

 この研究は『Science Advances』に掲載された。




2019年4月29日月曜日

時は満ちた。


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 中国メディアによると、中国政府は10年後を目処に月面基地建設を計画しているそうだ。中国国家航天局が目指すのは、月の南極地域における研究施設の建設である。
 6度の月面着陸に成功した1969~1972年のNASAアポロ計画では赤道付近に着陸していたことを考えると、少々趣が異なって感じられるかもしれない。
 中国の月に関する長期的な計画はまだ概略程度のものでしかないが、国家航天局はすでに月探査へ向けた重要な一歩を踏み出している。


着々と進む中国の宇宙開発事業


 今年初めに無人探査機、嫦娥4号を月の裏側に着陸させることに成功したうえ、実験的宇宙ステーションである天宮1号と2号に宇宙飛行士2名を滞在させた。

 さらに近年中により大型の恒久的宇宙ステーションの打ち上げを予定。その最初の段階として、2020年前半に長征5号ロケットが軌道に打ち上げられる。

なお、この計画が国際宇宙ステーションと連携して行われることはないようだ。

 国際宇宙ステーションはまもなく運用終了を迎えようとしているし、そもそも宇宙開発において米政府と中政府の協力はほとんどなされていない。

 中国は、米国を除けば、世界でもっとも宇宙開発に力を注いでいる国である。

一方アメリカでは


 一方、これまで宇宙開発を主導してきた米国は、現時点でロシア製ロケットに乗せてもらわねば宇宙に宇宙飛行士を送ることができない状況にある。

 スペースX社が所有するものなど、より低コストの運用ができるロケットを利用するなどして状況を打破しようとしているが、こちらも困難に直面している。

 それでも昨年には、NASAによって再び月を目指し、より長期的に滞在する計画が発表されており、今後の宇宙開発の展望に期待を抱かせてくれる。






イギリスの不動産事情。

イギリスの不動産事情。人口にして約1%の貴族と企業が、イングランドの土地の約半分を所有していることが判明

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ごく少数の富裕層が、ほとんどの資産を所有している。これは世界的な傾向であるが、階級社会と言われるイギリスの場合、王室をはじめ裕福な貴族が地主となり多くの土地を所有しているのが現実だ。
 このほど、発表された最新の調査によると、UK(英国)と称される北アイルランドとスコットランド、ウェールズを省く「イングランド」の土地半分が、人口にしてわずか1%でしかない貴族や企業などに所有されていることが明らかになったという。 

イングランドの約30%の不動産は貴族所有、18%は法人企業


 イングランドの人口はおよそ5,500万人。調査によると、このうちの約25,000人が貴族と大企業の会員だという。

 土地登記簿の分析と地図が示したところでは、この約25,000人がイングランドの約半分の巨大な不動産を所有理していることが明らかになった。

 30%の不動産所有者となっている著名な貴族の中には、ノーサンプトンシャー州にあるブートン不動産を所有するバックル公爵や、グロスターシャー州にあるバドミントン不動産を所有するボーフォート公爵&公爵夫人、そしてウォバーン不動産所有のベッドフォード公爵などがいる。

 貴族の次に不動産所有が多いのは法人企業で、全体の18%を占めている。

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 続いて、市の銀行家や寡頭政治家(17%)が挙げられているが、同数値となっている別の17%の土地は“未申告”のものであり、公開市場では売却されていないため、土地登記簿には記録されていないようだ。
 ただし、この17%は、何世代にもわたり家族間のみで保管され、決して売却されることのなかった貴族所有の土地である可能性が高いとされている。
 その他の不動産は、評議会や大学を含む公的機関所有が8.5%、民間住宅所有者が5%、ナショナルトラストを含む慈善団体所有が2%、イングランド教会所有が0.5%となっている。

王族所有の土地は1.4%

 更に貴族所有の不動産とは別に英王室所有の土地が1.4%ある。
 エリザベス女王をはじめとする英王室は、言うまでもなくイングランドでは最も著名な地主だ。クラウン不動産やノーフォーク州サンドリンガムにある女王の個人用不動産、王室メンバーに収入を提供するコーンウォールおよびランカスター公爵領を含む土地を所有している。
 また、実業家ジェームズ・ダイソンもリンカンシャー州で広大な農地を所有しており、企業で言えば水道会社『United Utilities』も、全体における人口1%の不動産所有者に含まれている。

一握りの人が土地の大部分を所有するイギリスの現状


 ガイ・シュラブソール著書の『Who Owns England?(イングランドの所有者は誰?)』の中には、このような記述がある。

イングランドの土地が人口5,500万人全体に均等に分配された場合、1人当たりが所有できる土地の大きさは、ロンドンにあるパーラメントスクエア(国会議事堂前広場)の約半分のサイズとなる1エーカー(約1,224坪もしくは約4,047平米)未満となる。

しかしこれは現実とは程遠い。著書の中でガイ氏は指摘する。

多くは、少数の人により土地が所有されていることに気付いていない。事実として、数千人の貴族や大地主らがイングランドの土地の半分を所有している。英国における土地所有は驚くほど不平等で、富と権力はほんの一握りのエリートの手中にあるといえよう。


根強いイギリスの貴族中心社会
 イギリスの不動産所有者形態が、何世紀もの間まるで変化していないという結果が示されることになった今回の調査は、議会での討論を引き起こす結果になったようだ。
 労働党のジョン・トリッケット議員は、

何世紀にもわたり、家族が同じ土地を所有してきた貴族や大企業が、都市や農村地域に住む人々よりも強い影響力を行使しているのは正しいこととは言えない。

調査結果は、この国の土地がほんのわずかな人数により所有されていること、つまりはこの土地はイングランドに住む多くの人々のためのものではないということを思い知らされたに他ならない。

 土地は富の源であり、住宅価格に影響を与えるが、同時に食料の源でもある。何百万人もの人々に楽しみを提供することができるものなのだ。

と述べている。
 また、公共政策研究所シンクタンクのチーフエコノミスト、カリス・ロバーツさんは次のような見解を口にした。
これらの調査結果は衝撃的ですが、驚くべきことではありません。何世紀もの間、国の富が非常に不平等だったこと、土地を持たない人々がより多くの収入を生み出すことを妨げられたことが、少数の人たちの不動産所有に至った大きな理由でしょう。

 貴族主義が以前ほど重要ではなく、階級社会が変化したという考えを持っている人も中にはいますが、今回の調査結果では、富と財力という点においては、まだまだ貴族主義社会が生きているということを見せつけられているのです。

 結局のところ、イギリスではいつの時代も多くの不動産を所有する大地主は国のほとんどを所有しているのだ。
 近年、住宅地の高騰化が一層問題になっているイギリス。今後もこうした不平等な富と権力が、不動産所有者の間では庶民には計り知れないバトルの種になるのだろう。

なぜ人間には「眉毛」があるのか?

なぜ人間には「眉毛」があるのか? 「汗やゴミを防ぐ」以外の超重要な理由
私たちの顔には、眉毛というものがあります。しかし、顔の形が似ているゴリラやチンパンジーには、ありません。

 進化の過程で、ほかの部分の毛は薄くなっていきましたが、髪の毛などとともに眉毛は残りました。

 なぜ、人間の顔には眉毛があるのでしょうか?

●眼を守るため、表情をつくるため

 眉毛は、額(おでこ)と眼の間に位置し、落ちてくる汗やゴミを眼に入りにくくしたり、光を遮ったりする役割があります。さらに、眉毛は表情を作る上で欠かせないものでもあります。

 「なぜ眉毛が残ったか?」ということについての定説があるわけではありませんが、近年の研究で重要視されているのは後者、すなわち表情を作るピースとしての役割です。
●眉毛の進化は表情の進化

 人間の祖先は、現在に比べて大きく出っ張った眉弓(びきゅう:眉毛の下にある骨)を持っていました。2018年に発表された論文では、この眉弓が平たくなったことで、眉毛がより目立つようになり、より動かしやすくなったことが示唆されています。

 眉毛の大きな動きによって、人間はよりバリエーションに富んだ表情を作ることができるようになり、さまざまな感情を伝えることが可能になりました。

●眉毛で友好関係を築けるように?

 またこの論文では、出っ張った眉弓は他者を威圧し、優位性を示すためのものであったのに対し、眉毛は友好的な態度を示し、協力関係を築くのに役立ったものではないか、という説も示されています。

 眉毛の発達によって仲間を作りやすくなり、力を合わせることができたことで人類が生き延びた、という見方もできるでしょう。

 つまり、眉毛は人間社会に必須のコミュニケーションツールとして残されてきた、と考えられているわけです。

●おわりに

 「眉毛のおかげで人類が生き残った」と考えると、なかなか感慨深いですね。眉毛は男女問わず手入れをする人が多く、煩わしく感じている人も多いかもしれませんが、この説を思い出してみると、ありがたく思えるのではないでしょうか。

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