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一日をしゃきっと過ごす手段として起きたらまずコーヒーを飲むという習慣がある人もいるだろう。
だが目覚めのコーヒーは必ずしもコーヒーの効果を最大限に引き出すベストタイムではないらしい。では、一日のうちでいつ飲むのがベストなのだろう?
科学的には、本質的に体内のコルチゾールレベルが低いときだという。結果的には起床してから約3時間後がベストだそうだが、これから詳しく見ていこう。
いつコーヒーを飲めば健康効果が得られるのか?
127件の科学的研究によって、コーヒーを飲むメリットは、長寿から、ガン、心臓病、2型糖尿病、パーキンソン病の危険を減らすといったことまで、多岐にわたっていることがわかっている。もちろん飲みすぎたら害になるという研究結果もあるが、コーヒーの効果はある程度実証されている。
だが、コーヒーのこうした効果は、飲んでからの時間の経過と共に減少していく。コーヒー効果という観点で飲むのに一番いい時間はいつかというと、科学的には、本質的に体内のコルチゾールレベルが低いときだという。
ストレスホルモン「コルチゾール」との関連性
コルチゾールはストレスホルモンで、目を覚まさせる作用がある。一般的に、コルチゾールの分泌は朝が最も高く、夜には低くなり、生体の一日の活動リズムを整えると言われている。
朝、動き出すとともにすぐにコルチゾールレベルが上がり始める。目覚めたときは自然と体は覚醒状態になっているため、そこでカフェインを摂取してもあまり意味がないそうだ。
起きた時間の約3時間後にコーヒーを飲むのがベスト
コルチゾールは概日リズム(24時間周期の生理現象)に従って放出される為、個々の起きる時間によって違うが、一般的に午前6時半に起床する人のコルチゾールレベルは午前8時から9時、正午から午後1時、午後5時半から6時半にピークを迎える。午前10時に起床する人なら、コルチゾールピークはその3時間後になり、もっと早く起きる人はピークも前倒しになる。
少しでもカフェイン効用を高めたいなら、コーヒーを摂取するタイミングは、コルチゾールの窓が閉じた後、朝6時半に起きる人なら、午前9時半くらいに飲むのが一番いいという。
ということで、目覚めの一杯が習慣化している人はプラセボ効果的なものもあるので、それはそれとして、その3時間後くらいを目安にもう1杯飲んでおくと良いのかもしれない。
寝起きの時間が不規則で概日リズムがグチャグチャにくるっているという私のようなタイプにも効果があるのか?毎日コーヒーを飲む時間が変動してくるが、起床後3時間後にコーヒーを飲むとどんな感じになるのか?ちょっと自分で実験してみようと思う。
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